東京総合教育センター
センターの設立
東京総合教育センターは、1981年6月11日、東京都教職員組合の呼びかけで、東京都内の公立小中学校の教職員から自発的に拠出された主任手当基金によって設置されました。
設立以来このセンターは、主任制・主任手当制にに反対し、民主教育を進める立場から、非行をなくし、東京の教育を良くするために、以下の事業を行ってきました。
センター34年のあゆみ
当センターは設立以来30年以上にわたり、東京の教育にかかわる様々な団体・個人と協力しながら、上記の活動を粘り強く進めてきました。その間、子どもの教育問題の焦点も、非行問題からいじめ、不登校などへと多様化、複雑化し、センターの活動にも多くの期待が寄せられてきました。
一方、石原都政のもとで破壊的な教育改革が進行した東京では、主任制をはじめとする教職員に対する管理統制は一層強められ、学校の困難さも深まりました。また、拠出の対象であった主任手当そのものが廃止されたことで、センターの財源もなくなる事態となりました。センターの活動も、限られた蓄えを有効に使いながら、より困難さを深める東京の教育現実のなかで、寄せられる期待にもしっかりと応えていく、新たな努力がもとめられています。
今日の東京総合教育センター
限られた財源のもとで、都民の期待に応え、センターの役割を効果的に発揮することをめざして、現在センターでは、教育相談活動の充実、非行問題や不登校問題などの親の会・地域の会への支援、諸団体の集会・活動場所の提供支援など、支援活動の範囲をやや限定的に特化しながら、とりくみを進めています。
なお、これまで蓄積された映像資料や図書資料などは、当会館6階の図書資料室で管理され、引き続きご要望に応えています。